第4期理事長 ムンクデルゲル /モンゴル民族文化基金

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rizi04.jpg    ムンクデルゲル
モンゴル民族文化基金は発足してから8年目になりました。この8年間において、理事会は、同基金の主旨に沿って中国国内におけるモンゴル語教育の支援と伝統文化の振興を目的とした活動を行ってきました。その結果として、西の新疆ウイグル自地区から東の黒龍江省までの22箇所の高中学校の計310名ほどの中高生に奨学金を確実に届けてきました。2007年の夏に内モンゴル自治区首府フフホト市で奨学生代表ら20名を集め「サマーキャンプ」を実施し、初めて子供たちと交流できる場を設けることに成功し、国内のマスメディアに取り上げられ、大きな社会的反響を呼びました。
わが基金が中国国内のマスメディアに取り上げられることによって、教育機関以外の一般人にも広く知られるようになり、地元のボランテイア協力者も増えています。また文化交流についても、単独あるいは他団体と連携しモンゴル文化、環境保護のための数多くのイベントを開催し、在日モンゴル人社会における地位を固めつつあります。さらに留学生の学習・研究の交流の場として始めたモンゴル学術交流会は今、留学生にとどまらず、日本人も含むモンゴル地域関連研究の第一線の研究者たちの成果発表の場になるまで成長しています。

rizi05.jpg設立以来、数多くの留学生・留学経験者がわが基金の活動に協力し、しばしば基金の在り方、活動について活発な議論を交わしてきました。設立当初の先輩たちの多くが日本での研究を終え、故郷へ錦を飾り、さらに活躍舞台を広めています。基金という「集落」は民族教育の支援・伝統文化の振興を講じる一方、組織責任において個人の自己教育、自己成長に繋がったとも言えます。ですから、今後も帰国された先輩たちを含めた個々人を大事にして行きたいとと思います。伝統文化を愛する人々が「モンゴル民族文化基金」という絆でつながったことは、われわれが蓄えた貴重な財産であります。

今後の活動は、基層教育の現場において今までの繋がりを保ちながら、引き続き対象校に奨学金を送ります。基金にとって活動資金の収集と会員確保は存続の二つの柱であり、会員の確保と拡大は今期理事会の課題であり、基金の発展の要であります。幸い、情熱あふれた若手理事たちが大勢おり、今後行動を共にしていくことが何よりもうれしいことです。

今まで数多くサポータに支えられたことに感謝の意を表すと共にこれからも文化基金の活動をご協力ご支援のほど願い申し上げます。