着実な一歩を /モンゴル民族文化基金

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第2期2004年7月―2006年7月

rizi02.jpg    ブレンサイン
謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
この度新しく理事長に選出されましたブレンサインです。モンゴル民族文化基金は二〇〇二年六月三十日にスタートしてから会員及び支援者の方々の暖かいサポートによって三年目を迎えることが出来ました。二年間の運営を通して私たちは中国領内のモンゴル人コミュニティのモンゴル語による教育を振興するという基金の設立趣旨を再確認し、二十校のあわせて一〇八名のモンゴル族の高校生に奨学金を与えることが出来ました。彼らのほとんどは砂漠化と貧困化に苦しむ農牧民の子どもであり、成績が優秀にもかかわらず学資を賄えず危うく失学寸前に至った学生もいました。奨学金を通して高校三年にいた学生の多くは大学に進学を果たし、モンゴル語で教育を受けても立派な大学に進学できて、明るい未来を築けらるという希望と信念を後輩たちに与えています。

 モンゴル民族文化基金の運営主体は日本にいる中国籍モンゴル人留学生や元留学生です。中国領モンゴル人コミュニティは私たちを育ててくれた故郷です。私たちは異国の慣れない環境で苦学や仕事の合間をぬいながら微々たる力を出し合って、多くの小さな流れを合流させてこの基金を運営しています。また私たちに理解をもち助けてきた暖かい心をもつ日本の皆様方によって支えられています。会員や支援者のこのような力強い支えがある限り、この小さな渓流はきっと大きな流れと変わっていくと確信しています。

 この二年間、基金ははじめの一歩をあるきだしました。私たちは初心を忘れず、誠実な運営を持って日本社会に認められ、モンゴル民族の伝統と文化を守りつづけることの重要性を訴え、故郷に力強いメッセージを伝えていきたい。

 最後に、二〇〇五年の新しい年にモンゴル民族文化基金が着実な一歩を踏み、会員やサポーターの皆さまのご健康とモンゴル族の子どもたちが逞しく成長することを祈ります。