理事長挨拶 /モンゴル民族文化基金

さしかえ_r4_c1.gifサイトマップ部分_2.gifサイトマップ部分_3.gif

muss.jpgkikin.jpgbunka.jpggakuzyutu.jpgsyougakukin.jpg

HOME > 理事長挨拶

9968.jpg4458.gif027.jpg

985.gif    ガンドシ モンゴル民族文化基金の理事長を務めております、ガンドシです。2010年に第五期理事長に選ばれて身に余る光栄でありますと同時に、正直に申し上げて、責任の大きさを感じています。諸般の事情により、ごあいさつが遅れましたことを深くお詫び申し上げます。
 モンゴル民族文化基金は既に9年目を迎え、多くの方々に支えられ、現在では600名ほどの学生に奨学金を与え、20回以上の学術交流会を行うなど意義ある活動を継続してきました。これは偏に支援者の皆様のご協力、ご支援の賜物です。ご支援していただいたみな様には心より感謝を申し上げたいと思います。
 この9年間において、わたしは、一モンゴル人として、「中国領内におけるモンゴル人のモンゴル語による教育事業及び伝統文化振興事業を支援する」という当基金の趣旨に則って、先輩や仲間たちと共に、微力ながら基金の活動に携わってきたつもりです。基金のいろいろな活動を取り込む中で、視野を広め、自民族文化に対する理解を深めることができ、さらに多くの仲間たちと価値観を共有でき、大切な体験をさせていただきました。自分自身も少しばかり成長した気がします。
中国が著しい経済発展を遂げる一方で、地域格差・経済格差などの新しい矛盾や問題も生み出しています。とくに中国領内に暮らす多くのモンゴル人は貧困層におかれています。現地では、乱開発、自然環境の破壊、モンゴル人学校の合併と縮小、都市部の移住や就職などのさまざまな理由によって多くのモンゴル人の子供たちがモンゴル語で教育を受ける機会を失っているのも事実です。そのため、モンゴル語による教育支援やモンゴル民族文化の継承を目的とする我が基金の活動は益々大きな意義を持つことになると信じております。
 私たち在日モンゴル人は、基金の活動を通じて、故郷や、未来を担う子どもたちのために少しでも貢献できるなら、これに過ぎる喜びはございません。
皆様には今後とも相変わらずのご支援、ご指導のほどお願い申し上げます。

2011年6月14日
                    モンゴル民族文化基金
                     理事長  ガンドシ